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【お気に入りはどれ?】今年の人気日本ドラマは「職場」が舞台

2016-09-20 人民網日本語版 人民网日文版



日本の編集者の仕事を描いている漫画を原作としたドラマ「重版出来」やアラサー世代の青年たちが働く居酒屋を舞台にした「ゆとりですがなにか」、現在放送中の出産と育児休暇を経て大手広告代理店に職場復帰した主人公を描く「営業部長吉良奈津子 」、天才的不動産屋が主人公の「家売るオンナ」などは、職場で活躍、奮闘し、チャレンジ精神や一生懸命な精神を持つ若者を描いている。このように、日本の今年のドラマの多くは「職場」が舞台になっている。(文:趙禎希 文匯報掲載

 

おもしろいことに、今年放送されている日本の職場が舞台のドラマは、大変な職場を描いた「現実派」と、熱血激励型の「いやし派」に分かれている。

 

現実派

職場における精神的成長は仕事の成功よりも大切


記録的大ヒットとなったドラマ「半沢直樹」(2013年)のように、主人公が「敵」を次々に倒し、スカッとさせてくれるストーリーを期待しているのなら、今年の日本ドラマには少しがっかりするかもしれない。今年の日本の職場を舞台にしたドラマでは、主人公の仕事における成功ではなく、精神的成長にスポットを当てている。そして、人物やストーリーから、成長する過程でつらい思いや無力感を感じる現実を知ることができるという内容で、悪に立ち向かい、白黒はっきりさせていくという爽快なストーリーを見ることはできない。

 

「ゆとりですがなにか」では、若者が職場で直面する「世代の違い」が原因のもどかしさを描いており、今年の春クルーのドラマの中では一番おもしろかったというドラマファンも多い。「ゆとりですがなにか」では「世代の違い」がテーマだったのに対し、人気不倫ドラマ「昼顔」の脚本家が脚本を務めた「営業部長吉良奈津子」では、職場における女性社員の難しさを描いている。

 

職場において、精神的な成長は、仕事で成功できるかよりも大切なことだ。「ゆとりですがなにか」では、食品会社営業マンだった坂間正和が、居酒屋への出向を命じられ、自分よりもさらに下のゆとり世代である後輩と仕事をする中で、いろんなことを学び、成長していく。他の人を尊重することを知り、責任感を持つようになった正和は、心の中の葛藤解消に成功する。同ドラマは、「世代の違い」をテーマに、「心の中で青春はいつまでも続き、誰でもいろんな間違いを犯す。成長というのは、他の人を許せるようになること」という教訓を教えてくれる。一方、「営業部長吉良奈津子」では、広告代理店の売れっ子クリエーティブディレクターで自身に満ちたキャリアウーマンだった吉良奈津子が、職場復帰してからは客にペコペコしなければならない営業部署の部長となる。この新しい仕事に始めは不満たっぷりだった奈津子だったものの、逆に過去を振り返って反省するいい機会になり、変化し成長する新たな原動力を得ることになる。

 

いやし派

人生を悟らせてくれるいやし系日本ドラマ



日本ドラマは、何を描いているのだろう?脚本界では、「同じ医療をテーマにしたドラマでも、米国ドラマは治療、韓国ドラマは医師の恋愛を描いているのに対し、日本ドラマは、人生について深く考える医師を描いている」と言われている。今年の日本のドラマでは、この特徴が一層はっきりと出ている。業界の現状を明らかにし、業界内外にかかわらず誰でも、そこで描かれる人生の悟りに強く共感できるというのが、日本ドラマの多くが「超いやし系」と言われている理由で、文化の違う海外でも広く受け入れられる理由でもある。

 

今年、職場をテーマにしたドラマの先陣を切った「重版出来」では、「ネーム」や「重版」などの専門用語が度々登場し、出版業界の一連の流れを知る機会ともなったものの、本当の意味で多くの人の心をとらえたのは、大きな業界の中で、奮闘したり、葛藤を抱えたりしている人を生き生きと描いたストーリーだった。

 

「重版出来」が、「デジタル化が普及し従来型の出版に及ぼした影響」や「利益VS芸術性追求のゲーム」などをテーマに、現在の出版業界の課題にスポットを当てたというなら、他のいやし派の職場をテーマにしたドラマでは、業界の現状にあまり触れることはなく、仕事自体が中心テーマというより、社会性ある話題を理解したり、人生について悟ったりできる機会を与えてくれていると言えるだろう。現在放送中の「家売るオンナ」は、日本ドラマではあまり注目されたことのない不動産業界が舞台。しかし、業界の内幕に触れることはほとんどなく、家を売りながら、現実的で温かみあるストーリーが展開され、ドラマファンからは、「専門的ではないが、とっても癒される」との声があがっている。

 

英国のエッセイストのアランボトンは、仕事の意義に関して、「少なくとも、仕事は視点を変えてくれ、美しい泡の中に人を入れて、少しずつ良い人生にしてくれる。そして、限りのない焦りと不安な気持ちを、実現を望むささやかな目標に集中させてくれる」と説いている。端的に言うと、仕事とは人生の究極の意義を悟らせてくれ、むなしさや恐怖を感じることがないようにしてくれる存在だ。そのように考えると、勤勉に働くことで、癒しが得られるようになるはずだ。


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